MONOS 猿と呼ばれし者たち

上映スケジュール

上映期間:2021/12/04(土)〜2021/12/17(金)

本作品の上映は終了しました。

料金

予告編

解説

時も、場所も、定かではない世界のどこか。
《猿》と呼ばれた 8 人の若き兵士がいた――。
世間から隔絶された山岳地帯で暮らす 8 人の兵士たち。ゲリラ組織の一員である彼らのコードネームは“モノス”(猿)。「組織」の指示のもと、人質であるアメリカ人女性の監視と世話を担っている。ある日、「組織」から預かった大切な乳牛を仲間の一人が誤って撃ち殺してしまったことから不穏な空気が漂い始める。ほどなくして「敵」の襲撃を受けた彼らはジャングルの奥地へ身を隠すことに。仲間の死、裏切り、人質の逃走…。極限の状況下、”モノス”の狂気が暴走しはじめる。

最高の完成度だ!― Los Angeles Times
世界が注目する鬼才 監督アレハンドロ・ランデス× 映画音楽界の次なる巨匠 音楽ミカ・レヴィ
幻想的かつ深淵な、感性を刺激するサバイバル・オデッセイ
ボリビア初の先住民族出身の大統領エボ・モラレスのドキュメンタリー「コカレロ」(07)や、下半身不随の男性が飛行機ジャックをした実話を映画化し、カンヌ国際映画祭監督週間に出品された「ポルフィリオ」(11)で注目を集める新鋭アレハンドロ・ランデス監督の三作目は、南米・コロンビアで 50 年以上続いた内戦を下敷きにした物語だ。暴力の脅威にさらされ続けたコロンビアの歴史と、外界から遮断された世界で生きる少年少女兵の思春期のゆらめきを重ね合わせ、幻想的な世界観で大胆に描いた本作は、サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドラマ部門の審査員特別賞をはじめ、世界各国の映画祭で 63 部門にノミネート、そのうち 30 部門で受賞を果たした。さらに 2020 年の米国アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表作に選出され、アメリカでは『パラサイト 半地下の家族』を大ヒットさせた NEON が配給、ギレルモ・デル・トロら名だたる映画監督や海外メディアからも絶賛の声が相次いだ。「SCREEN DAILY」では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や『パラサイト 半地下の家族』などの強豪を抑え 2019 年ベスト映画で総合 1 位に選出。
「AUSTIN CHRONICLE」や「THE IRISH TIMES」等でもベストテンにランクインしている。

出演するのは『キングス・オブ・サマー』の若手実力派モイセス・アリアス、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のジュリアンヌ・ニコルソン。ほかに、高地での過酷な訓練とオーディションを経て選ばれた演技未経験のコロンビアの若者たちと、実際のゲリラ組織「FARC」の元戦闘員も出演している。標高4,300 メートルの山頂と未開のジャングルで撮影された大自然の目を奪われる神々しさは圧巻。加えて、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でアカデミー賞にノミネートされた若き天才アーティスト、ミカ・レヴィのミニマルで特異なサウンドが、物語の寓話性と狂気性をより一層高めている。また、ゴールディングの『蠅の王』と、『地獄の黙示録』の元となったコンラッドの『闇の奥』に影響を受けたとランデス監督が語る通り、本作には随所にそのオマージュが見受けられる

© Stela Cine, Campo, Lemming Film, Pandora, SnowGlobe, Film i Väst, Pando & Mutante Cine

スタッフ

監督・脚本・製作 アレハンドロ・ランデス
脚本 アレクシス・ドス・サントス
撮影 ヤスペル・ウォルフ
編集 ヨルゴス・モヴロプサリディス
音楽 ミカ・レヴィ
プロデューサー/編集:フェルナンド・エプスタイン
プロデューサー:サンティアゴ・サパタ

キャスト

モイセス・アリアス
ジュリアンヌ・ニコルソン
ソフィア・ブエナベントゥーラ
デイビィ・ルエダ
カレン・キンテーロ
ラウラ・カスティジョン
パウル・キュビデス
スネイデル・カストロ
ウィルソン・サラザール
ホルヘ・ロマン
フリアン・ヒラルド

作品データ

原題 MONOS
制作年 2019年
制作国 コロンビア=アルゼンチン=オランダ=ドイツ=スウェーデン=ウルグアイ=スイス=デンマーク
配給 ザジフィルムズ
上映時間 102分
映倫区分 R15+
公式サイト http://www.zaziefilms.com/monos/