くじらびと

上映スケジュール

上映期間:2021/10/30(土)〜2021/11/12(金)

料金

予告編

解説

モリ⼀本で巨⼤なマッコウクジラに挑む、インドネシア・ラマレラの⼈々。
壮絶な狩りの背景には、400 年にわたり命を繋いできた鯨と⼈間の魂の物語があった。
“⽣きること”の本質に触れるーーこの夏⼀番の体験︕
インドネシア・ラマレラ村。⼈⼝ 1500 ⼈、太陽の⼟地を意味するこの村では、巨⼤クジラに挑むラマファ(打ち)は誇りであり尊敬を集める存在だ。⼿造りの⾈と銛 1 本で、マッコウクジラに挑んでいく。クジラも負けじと⾈に体当たりする。そんな⽣と死が拮抗する漁で得た獲物が、村⼈の命を⽀え、彼らは互いの和をもっとも⼤切にしながら⽣活している。⾃然とともに⽣き、命に感謝し、祈りを捧げ、実に 400 年もの間変わらぬ伝統の捕鯨を続けながら暮らす“くじらびと”の姿――コロナ禍で急激な⽣活スタイルの変化を体験し、SDGs という⾔葉も浸透してきた昨今。厳しくも美しい、命のやりとりを通して、⼈間のみならず地球上にともに⽣きるものたちの眩しいほどに輝く⽣命⼒に満ちたドキュメンタリー映画が誕⽣した。
⾃然とともに⽣きるラマレラの⼈々の⽇常を繊細に、時に臨場感あふれる映像で捉えたのは、写真家であり映画監督の⽯川梵。2017 年ロングランヒットした『世界でいちばん美しい村』でネパール⼤震災後懸命に⽣きる⼈々を捉えた彼は、同時にライフワークとして 30 年間ラマレラ村の⼈々を追い続けてきた。彼らの⽣き⽅への深い理解と互いの信頼関係を 30 年という⻑い時間をかけて築いてきた⽯川監督は、2017 年から 2019 年までの3年間に回された映像を本作「くじらびと」として結実させた。そして今回世界で初めてラマレラでの鯨漁の空撮と⽔中撮影に成功︕ドローンや GoPro で撮られた映像から、海中のクジラの様⼦や⾈との対⽐を私たちは初めて⽬にする。クジラに体当たりされる⾈、緊迫する乗組員たち。その臨場感はスクリーンを超えて⾒るものに迫って来る。

(C)Bon Ishikawa

スタッフ

監督・プロデューサー:石川梵

写真家・ノンフィクション作家・映画監督
1960 年⽣まれ。⼤分県出⾝。AFP 通信(Agence France Press)のカメラマンを経て、1990 年よりフリーの写真家となる。1984 年から伊勢神宮の神事をはじめとして祈りをテーマに世界各地で撮影を⾏い、その作品は LIFE、NATIONAL GEOGRAPHIC、New York Times、Washington Post など世界の雑誌、主要新聞で発表されている。世界の空撮を通して地球の歴史を撮り、祈りを通して⼈間の原存在に迫るという⼆つをライフワークとしている。写真集「海⼈」(新潮社)で写真協会新⼈賞、講談社出版⽂化賞、「The Days After 東⽇本⼤震災の記憶」で写真協会作家賞を受賞。このほか「伊勢神宮、遷宮とその秘儀」(朝⽇新聞)、「祈りの⼤地」(岩波書店)、「時の海、⼈の⼤地」(魁星出版)などの写真集や著書を数多く発表している。
映像作家としては、1998 年にフジテレビ系列「巨鯨に挑む」の共同演出を担当し、第 15 回 ATP 賞ドキュメンタリー部⾨優秀賞を受賞。2015 年に起きたネパール⼤震災の直後、ラプラック村へ取材に⾏ったのを機に⾃⾝初のドキュメンタリー映画の製作を始動。2017 年に初監督作品として『世界でいちばん美しい村』を全国 40 館で公開すると、ネパール地震を背景に“⼈間にとっていちばん⼤事なものは何か”を問い、復興と家族の絆を捉えた感動作として SNS を中⼼に⼝コミが広がり、ロングランヒットとなった。
本作の舞台となるインドネシア、ラマレラ村には 1991 年から取材を重ねており、『くじらびと』撮影の模様は2017 年の TBS「クレイジージャーニー」でも放映され⼤きな話題となった。いつ消え去るかわからない⽣存捕鯨⽂化を映像記録に残すため、これまでの活動の集⼤成として 3 年かかりでこの美しくも⼒強いドキュメンタリー映画を作り上げた。

エクゼクティブ・プロデューサー:広井王⼦
編集:熱海鋼⼀ 簑輪広⼆
撮影:⽯川梵/⼭本直洋/宮本麗
録⾳:JunAmanto
⾳響:帆苅幸雄
⾳楽:吉⽥⼤致/*はなおと*
歌:森⿇季
収録協⼒ジャパンアーツ
映画題字:⼭崎秀鴎

作品データ

制作年 2021年
制作国 日本
配給 アンプラグド
上映時間 113分
映倫区分 PG12
公式サイト https://lastwhaler.com/