クモとサルの家族

上映スケジュール

上映期間:2023/06/02(金)〜2023/06/15(木)

本作品の上映は終了しました。

料金

予告編

解説

江戸時代初期。椿藩と火ノ藩の中立地帯にある森の中に暮らす家族がいた。家長のサル(宇野祥平)は元忍び。天下泰平の 時代となり仕事もなく主夫として家庭を守っている。もともと血生臭い仕事は嫌いで現役時代はもっぱら争いの交渉人として活動していた。妻クモ(徳永えり)は他国から声が掛かる売れっ子忍び。仲介人を介して働く妻の稼ぎがこの家族の生命線だ。 四人の子どもたちは実子の一番下の弟兎(うさぎ)、クモの連れ子の長女蝶(ちょう)、孤児の長男竜(りゅう)と次女豪(ごう)であった。

国境沿いにある禿山峠に一人の老人(奥田瑛二)が迷い込む。峠には天狗(緒川たまき)という凄腕の狙撃手が火ノ藩から派遣されていた。天狗の仕事は侵入者を一撃で射止めること。老人を発見したサルの子どもたちは危険をかえりみず救出作戦 を実行する。助け出された老人は、記憶が曖昧でなぜ峠に舞い込んだのか覚えてなく、サルの家に留まることに。サルは老 人に行方不明になった自分の忍びの師匠を重ね見ていた。哀れみと親しみを感じたサルは老人を家族の待つ家に帰してやりたいと強く思うのだった。

クモの調べで、この老人、姥捨など厳しい政策を敷いてきた椿藩藩主の貴虎とわかる。貴虎は、戦の最中に家臣の謀反に遭い、家族を目の前で殺された衝撃から一時的に記憶をなくしていた。火ノ藩が貴虎にかけた莫大な懸賞金を求めて、賞金稼ぎたちが襲いかかる。退路を断たれたサル一家は椿藩に入る唯一の経路で、天狗の狙撃と傭兵の追撃の板挟みとなる。老人を救うと決めたサル一家の運命は…

スタッフ

監督:長澤佳也

キャスト

サル:宇野祥平

クモ:徳永えり

蝶:田畑志真

作品データ

制作年 2022年
制作国 日本
配給 リアルプロダクツ
上映時間 82分
公式サイト https://kumotosaru.studio.site/