ハンサン ―龍の出現―

上映スケジュール

上映期間:2023/04/14(金)〜2023/04/27(木)

本作品の上映は終了しました。

料金

予告編

解説

1592年4月。明国の征服を狙う豊臣秀吉の号令のもと、朝鮮に押し寄せた日本軍は破竹の勢いで進撃。わずか20日で首都・漢陽(カンヨウ/現在のソウル)を陥落させ、朝鮮の王・宣祖(ソンジョ)は都を脱出。漢陽を奪還するべく朝鮮勤王軍5万人が光教山(カンギョサン)に集結するが、日本の武将、脇坂安治(ピョン・ヨハン)はわずか2千人の手勢で奇襲をしかけて勤王軍を壊滅させた。

朝鮮軍の敗退が続く中、全羅左道(チョルラチャド)水軍の将軍 イ・スンシン(パク・ヘイル)は孤軍奮闘し、何度も海戦を仕掛けて日本水軍の戦力を削ることに成功。特に「亀船」と呼ばれる特殊な戦艦は、卓越した攻撃能力と防御力で日本兵にとって畏怖の対象となっていた。

慶尚右道(キョンサンウド)水軍を率いるウォン・ギュン(ソン・ヒョンジュ)も合流するが、防戦を主張してイ・スンシンの一派と対立。軍議が紛糾する中、イ・スンシンは攻めるとも守るとも明言せず、状況を見据えながら交戦の準備を進めていた。

日本軍が本陣を置く釜山浦(プサンポ)では、脇坂安治が水軍の将となり、イ・スンシンの本陣である左水営を叩こうとしていた。脇坂は確実にイ・スンシンを仕留めるため、朝鮮語を解する脇坂左兵衛を間者として敵陣に送り込む。さらに第六軍の小早川隆景に対して、自分が朝鮮で得る報奨と引き換えに陸から左水営を攻めるように依頼。承諾した小早川は挟撃作戦のための進軍を始める。

朝鮮軍の捕虜となった日本軍の武将・俊沙(ジュンサ/キム・ソンギュ)は、小早川の不審な動きについて尋問されるが、声を振り絞リイン・スンシンと朝鮮軍を愚弄する。イ・スンシンは俊沙の芝居がかった様子に裏の意図を嗅ぎ取り、密かに対面して問いただす。俊沙は命惜しさで家臣を盾にした主君に絶望し、部下を守るために身を挺して戦ったイ・スンシンの将器に感銘を覚えていた。俊沙は「義のために戦う」と語るイ・スンシンに仕えることを誓う。

イ・スンシンは日本水軍をおびき寄せて一気に叩くべく「鶴翼の陣」を敷くことにする。演習を重ねるが、高い操船技術が必要な「鶴翼の陣」は容易ではなく、海域に慣れないウォン・ギュンとの不協和音も続いていた。さらに亀船の図面が左兵衛に盗まれ、亀船を戦力から外す苦渋の決断をする。

俊沙は釜山の日本軍本陣に戻り、脇坂軍を撹乱するために偽情報を報告する。図面から亀船の弱点に気づいた脇坂は、イ・スンシンからの先制攻撃はないと判断。日本から到着したばかりの加藤嘉明と九鬼嘉隆から軍艦を奪い取り、140隻の大船団で闇夜にまぎれて出陣する。

同じ頃、脇坂との決戦を決意したイ・スンシンの朝鮮水軍も左水営を出発していた。閑山島の沖に「鶴翼の陣」を張り、潮の流れが激しい見之梁(キョンネリャン)まで脇坂軍をおびき出そうというのだ。海域を熟知した老将オ・ヨンダム(アン・ソンギ)の機転で、ついに両水軍は対峙する。数で勝る日本軍を撃破するため、味方にすらも秘めていたイ・スンシンの奇策とは?

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スタッフ

監督:キム・ハンミン

キャスト

イ・シンスン:パク・ヘイル

脇坂安治:ピョン・ヨハン

オ・ヨンダム:アン・ソンギ

作品データ

原題 Hansan: Rising Dragon
制作年 2022年
制作国 韓国
配給 ツイン
上映時間 130分
映倫区分 R15+
公式サイト https://hansan-movie.com/