上映スケジュール
上映期間:2021/12/11(土)〜2021/12/24(金)
本作品の上映は終了しました。料金
予告編
解説
彼らの戦いが、世界の運命を変えた。
1941年10月、怒涛のようにモスクワに迫るナチス・ドイツ軍
首都防衛の最前線に投入された、3,500名のソ連士官候補生
地獄のような戦場で、若き兵士たちは何を見たのか?
そして彼らは、強大な敵にどう立ち向かったのか?
第2次大戦の天王山となった《モスクワ攻防戦》。その知られざる真実を
圧倒的な臨場感と壮大なスケールで描く、戦争超大作登場!!
1941年、ヒトラーがソ連を奇襲攻撃。侵攻したドイツ軍はモスクワを目指し、クレムリンから十数キロ地点まで到達。ソ連は総力戦で抵抗し、激戦の果てモスクワの防衛に成功した。これはナチス・ドイツが喫した初めての大きな敗北であり、第2次世界大戦そのものの流れを変える転換点となった。本作は、その歴史的な『モスクワ攻防戦』に参加した若き士官候補生たちの、これまであまり語られてこなかった史実にスポットライトを当ててゆく。
ポドリスク兵学校に通う、3,500名の学生兵。ある日突然、訓練は中止され、戦場経験もない10代の若者たちは最前線に放り込まれる。12日間の戦闘で、死傷者2,500名の壊滅的損害。それでも踏み止まって戦った彼らは、後に『国民的英雄』と呼ばれることになる。だが戦場の現実は、英雄的とはほど遠い、凄惨を極める地獄そのものだったのだ。
本作はその実態を正確に描くため、近年ロシア国防書が機密解除した文書・資料を入手し、精査した事実に基づき脚本を作成。出演者たちは、本格的な軍事訓練を受けた上で撮影に臨んだ。圧巻なのは、撮影のために建造された巨大セットだ。まさに戦闘が行われたイリンスコエ前線のあった地に、村、道路、橋、人工の川といったレプリカが、当時の航空写真に基づいて正確に復元されたのだ。さらに、ソ連・ドイツ両軍の戦車、装甲車、大砲、航空機等の兵器は、博物館に保存されている本物も提供されており、銃器から軍装に至るまで、1941年の戦いを再現するためのあらゆる試みがなされている。
こうして撮影された戦闘シーンは、壮大なスケール感と迫力に満ちた物になった。それに加えて、スローモーションを多用した映像により、一瞬で死が訪れる戦場の残酷さ、兵士たちが味わう生々しい恐怖をあますところなく描き出し、そのリアリティは観客の背筋を震わせる臨場感に満ちている。今年、2021年は『モスクワ攻防戦』から80年(同時に太平洋戦争開戦から80年でもある)。その記念となる年に登場した本作は、新たな傑作としてロシア戦争映画の系譜に連なることになるであろう。
(C)Voenfilm
スタッフ
監督・脚本:ヴァディム・シメリェフ/製作・脚本:イゴール・ウゴルニコフ「ブレスト要塞大攻防戦」/製作:ヴァディム・ザドロジニ/撮影:アンドレイ・ガーキン/音楽:ユーリ・ポテイェンコ「ナイト・ウォッチ」
キャスト
アルチョム・グビン/リュボフ・コンスタンティノワ/イゴール・ユディン/アレクセイ・バルデュコフ「メトロ42」/エフゲニー・ディアトロフ/セルゲイ・ベズルコフ/ロマン・マディアノフ/エカテリーナ・レドニコワ/セルゲイ・ボンダルチュク「スターリングラード 史上最大の市街戦」/グラム・バブリシヴィリ「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」
作品データ
原題 | The Last Frontier |
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制作年 | 2020年 |
制作国 | ロシア |
配給 | アルバトロス・フィルム |
上映時間 | 142分 |
公式サイト | https://1941.jp/ |